第4回「海苔の海は、今ディズニーランド」

今回は、市川市で理髪店を営む方から
ご提供いただいた、昔の浦安の写真です。
浦安と言えば今でこそ東京ディズニーランドの町ですが、
少し前までは山本周五郎の「青べか物語」に
描かれているような静かな漁師町でした。
提供者は消滅寸前となった海苔の生産現場を
残しておかなければならないと、
知り合いの漁師さんに頼み込んでカメラにおさめました。
それは、生産工程に沿ってキメ細かに撮られており、
今となっては時代を映す貴重な記録となっています。


なんと現在ディズニーランドあたりの海

種菌床の棚 温度管理をしている。



種菌床 あこや貝、牡蠣などに菌を
着け培養している。


ひざ下くらいの深さの遠浅の海。
菌を着けた網を竹ざおを立てて海に流す。


海苔摘み 手で海苔を摘み、ざるに入れる。

海苔漉き 簾に海苔を乗せている。
紙漉きと同じようりょう。
 

脱水 海苔をのせた簾を遠心分離機で脱水している。

天日干し風景 浦安市当代島3丁目あたりか
 

脱水 海苔をのせた簾を遠心分離機で脱水している。

映画ロケ地 山本富士子主演「墨東奇談」のロケ地となり、山本富士子がこの道を歩いた。浦安市当代島3丁目あたり。今は車道になっている。
 

祭り 中央のひょっとこの男がお神酒を運河に注ぎ、魚への感謝を捧げる。秋祭りか?

 
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